Work in MIYAGI ワークイン宮城
 

モデル企業

令和6年度「Work in MIYAGI」外国人材活用におけるモデル企業を紹介します。

アーバン株式会社

住所
宮城県気仙沼市本郷22番地5
電話
0226-23-9696

一人の外国人との出会いから
外国人採用への一歩へ

外国人採用を通じて文化の違いを尊重し、共に成長する職場づくりを目指す

貴社の事業内容と外国人材の採用状況についてお聞かせください。

アーバン株式会社
谷村 明信(以下、谷村氏)

私の会社は、冠婚葬祭事業やレストランを運営し、子会社でお菓子店も経営しています。 また、マレーシア人やフィリピン人のスタッフ4~5名が働いています。

―外国人材を採用したきっかけ

アーバン株式会社 谷村氏
谷村氏

地方で事業を運営していると、求人を出してもなかなか人が集まらないことがあります。私たちの会社もその一例で、地元での人材確保に苦労していました。そのため、以前から外国人を雇用することも選択肢として考えていました。しかし、具体的にどうやって外国人と繋がりを持つのか、その方法が分からず、実際に行動に移すことができないままでした。 そんな中、ある日学生向けの合同説明会で、一人の外国人と面接を行ったことがきっかけで、外国人採用への一歩を踏み出すことになりました。

―一緒に働く日本人社員の方の最初の反応は

谷村氏

私たちの会社では、外国人社員の受け入れにあたり、その一環として、働き始める前に何度か見学に来ていただく機会を設けています。これにより、会社の雰囲気や日常の業務内容を事前に理解していただけるようにしています。 また、初めて外国人の方が入社される際には、社内全体に事前通知を行い、受け入れ体制を整備します。さらに、インターンシップという形で一定期間一緒に働くことで、双方が少しずつ馴染んでいけるよう配慮しています。このプロセスを通じて、文化や習慣の違いを理解し合いながら、円滑なコミュニケーションが取れる環境を構築しています。

―外国人と共生していく中で大切にしていること

谷村氏

グローバル化が進む現代社会では、異なる文化を持つ人々が同じ職場で働く機会が増えています。その中で、文化の違いを理解し、受け入れることが、より良い職場環境を築く鍵となります。 特に日本の職場では、外国から来た社員がその文化や働き方に適応することは容易ではありません。そのため、日本人の社員がまず相手の文化を理解しようとする姿勢を持つことが重要です。お互いが歩み寄り、それぞれの文化を尊重する姿勢を最低限持つことで、信頼関係を築くことができます。 また、異国の地で働きに来てくれる方々に対してリスペクトを忘れないことも大切です。彼らが新しい環境で安心して働けるよう、サポートや配慮を行うことは、職場全体の成長にもつながります。 異文化共生は簡単ではありませんが、お互いを尊重し合うことで、より豊かな職場環境を実現することができるのです。