Work in MIYAGI

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モデル企業

令和4年度「Work in MIYAGI」外国人材活用におけるモデル企業を紹介します。

株式会社ジェー・シー・アイ

住所
黒川郡大和町松坂平2-5-2
電話
022-344-3222
HP
http://www.jci-1000nen.co.jp/

海外進出のチャンスを逃さず掴むための第一歩

日々の事業で感じた外国人材活用の必要性

4月に初めての外国人材が入社されます。採用を考えた経緯を教えていただけますか。

株式会社ジェー・シー・アイ 代表取締役社長
大信田 和義氏(以下、大信田氏)

日本は少子高齢化なので、中長期的なビジネスを考えると、海外進出も視野に入れる必要性を感じ、以前から、ベトナム、シンガポール、台湾あたりを候補に検討していました。 また、当社のお得意先である社会福祉法人や医療法人も同じように人手不足で、すでに技能実習生や特定技能といった外国人材を受け入れていました。 外国人の採用は、今後さらに増えるでしょうし、中には近い将来、役職がつく方もいるはずです。 そうなると当然、外国の方と商談をすることになりますから、先方の気持ちを汲み取ることができ、当社との懸け橋になれる人材を社内に抱えなければならないと考えました。

社内の受け入れ態勢を含めて、採用に踏み切る際に心配したことありましたか。

「世界で日本は福祉介護サービスのトップランナー。海外からも注目を集める業界です」と、大信田和義社長
大信田氏

どういうルートで外国の方と接点を持てばいいのか、どういう方と出会えるのか、という不安はありました。 今回は東洋ワークさんが間に入ってくださり、優秀な台湾の方を紹介していただいたので助かりました。 社員に関しては、特に心配することはないと感じています。 当社は障がいがある方の就労支援も行っているので、多様性への拒絶反応はありません。そういう意味では、以前から心構えはできていたと思います。

ビジネスチャンスを逃さず成功に導く人材を

今回内定を出された台湾の方とは、オンラインで面接し採用を決められましたが、そこに対する不安はどうでしたか。

大信田氏

正直なところ、不安はありました。今もまだ実際に会っていないので、お互いに認識のズレがないか、入社前に一度会って確かめる必要があると考えています。 ただ彼は、当社のことを事前にしっかりと調べていて、会社の理念や社風もよく理解していましたし、日本語でのコミュニケーションも問題ないので、順調に迎えられると感じています。

どのような活躍を期待しますか。

1976年創業。車椅子の製造・販売と介護用品のレンタル・販売を軸に、医療・介護・福祉・保育で事業を展開。
大信田氏

日本の優れた福祉用具を台湾に紹介したい、という思いを聞いているので、適性を見ながら、営業や商品開発などを経験してもらい、力を発揮してほしいと考えています。 当社は福祉用具のレンタルだけでなく、車椅子の工場を備えていたり、施設や病院の現場に伺ったりと、医療、介護、福祉、保育の分野で様々な事業を行っているので、多様な経験が積めるはずです。 また、台湾でも介護保険が始まったので、今後、日本のような福祉用具がどんどん普及するでしょう。ビジネスチャンスを生かすためにも、彼には期待しています。

挑戦と試行錯誤の連続が企業を成長させる

今後の採用計画を教えてください。また、採用する外国人材を活用して、どのような事業戦略を計画していますか。

大信田氏

4月から1人を迎え入れて、モデルケースとして定着したら、引き続き外国人材を採用したいと考えています。 現在、国内でネットビジネスも展開しているのですが、ECサイトの分野でも海外進出を考えているので、外国語のサイトを作り運営する人材も必要です。 ITに関する業務に加え、現地のニーズを汲み取るマーケティングも重要ですから、それができる人材も増やしていきたいですね。

御社と同じように海外販路の開拓を検討していても、動き出せない企業が多くいます。一歩目を踏み出した企業として一言お願いします。

自社の車椅子工場では、個人の希望に合わせたフルオーダーの車椅子も製造・販売している。
大信田氏

東北人の気質もあり、海外に対して奥手な企業も多いと思います。 私自身、海外どころか東北以外への進出にも不安がありました。でも、勇気を持って一歩踏み出したことで、今では北海道や関東にも事業所を持ち、「海外進出も実現できるのでは」と思うようになりました。 企業は、何もしなければ衰退する一方です。外国人材の採用には様々な課題がありますが、一緒に試行錯誤しながら進んでいければいいですね。

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