モデル企業
令和6年度「Work in MIYAGI」外国人材活用におけるモデル企業を紹介します。
株式会社カネダイ
- 住所
- 宮城県気仙沼市川口町一丁目100
- 電話
- 0226-22-2480
外国人材の採用で周りの環境に変化
初めての高度人材採用
貴社の事業内容と外国人材の採用状況についてお聞かせください。
株式会社カネダイ 代表取締役
佐藤 俊輔(以下、佐藤氏)
弊社ではインド洋・アフリカでの遠洋漁業、水産食品メーカー、廻来船問屋の代理店、ガス・石油販売業の事業を展開しています。食品メーカー事業においては、工場・海外子会社で数多くの外国人社員が活躍しています。
―様々なポジションで活躍する外国人社員。1人1人に合った支援を
佐藤氏以前から食品メーカー事業において、加工拠点の中心となる中国に子会社を設置していました。更にインドネシアやベトナムで食品加工事業を進める中、管理ポジションの採用ニーズがあったことをきっかけに、ベトナム出身の社員を採用しました。 採用の際は、学歴やスキルよりも1人1人のパーソナリティを大切に見極めています。Work in MIYAGIを通して、大変優秀な良い方と出会いました。ありがとうございます。 今回初めて技人国で受け入れた社員はまだ入社2か月程度ですので、これから課題や難しさも出てくると思います。日本語能力は高いですが、仕事に取り組む中では、外国人社員自身の持つ日本語能力以上のスキルが求められることも想定されます。「いかに早く本人の日本語能力を伸ばしていけるか」を会社としても考え、本人のモチベーション向上と、必要に応じた具体的な支援も行う必要があると捉えました。入社後は教育研修を丁寧に行い、最近はオンラインの日本語会話練習を週2回程度、勤務中に時間を確保し、勉強してもらっています。
―心配要素を払拭した現場からの高い評価
佐藤氏社内での評判も非常に良く、言語の壁もほぼ感じさせず、とても熱心に働いているという現場の声を聞くと、安心します。上手く馴染めるか心配していましたので、とても物腰が柔らかく対応が丁寧であり、日本人以上に礼儀正しいと聞いた時は、非常に驚きました。会社全体で本人を大切に育成していきたいです。 入社準備期間中も、月1回、オンライン面談で本人にヒアリングしながらフォローアップしました。 在留資格の申請はWork in MIYAGIの支援を受け、極力早く進めました。 特に地方の中小企業にとっては、海外から高い就業意欲をもつ良い人材を採用することは日本人の採用を促進するより、採用率・定着率が格段に上がるのではないかと思います。当然ハードルはありますが、新しい風となり、社内環境が良くなることも期待できます。企業ごとにそれぞれ抱える不安や課題はあると思いますが、サポートを受けながら積極的に取り組むべきだと感じます。